4月に京都の祇園甲部歌舞練場で開催される「都をどり」
大改修を経て歌舞練場で行われるのは7年ぶり。その柿落し公演に行って参りました。
都をどりは1872年に京都で初めて博覧会が開催された時、その余興として万亭の杉浦治郎右衛門さんと井上流家元の井上八千代さんが企画したのが始まりだそうです。
コロナでお休みになったり、春秋座や南座で上演されたり、様々な困難を乗り越えてようやく歌舞練場に戻ってきました。
「都をどりはヨーイヤサー」というおなじみの掛け声で始まり春夏秋冬を取り入れた全八景を一度も幕を下ろさずに場面転換されます。
今年はイヤホンガイドをお借りしてみました。それぞれの演目にあわせて解説をしてもらえるのでとてもわかりやすかったです。
フィナーレの第八景は祇園町の氏神である八坂神社。本殿と満開の桜を背景に芸妓さん舞妓さんが勢ぞろいしての圧巻の舞でした。
あぁ美しかった!美しいものは元気が出ます。お茶席も復活して、お皿もまた1枚増えました。来年も必ず観に行こうと思います。
菅 育子