自宅から車を15分程走らせると景色が一変します。まだまだのどかな風景が広がり癒されます。
写真の景色は大原野神社向いにある正法寺内です。
正法寺は動物の形をした石200トンを集めた庭があることから『石の寺』とも呼ばれています。
先日も正法寺に行ったところ寺内にてオーガニックの桑茶を売っている方がおられ試飲を勧められました。寒い日でしたので、あったかい桑茶を頂き身体が温まりました。少し癖はありますが美味しくいただきました。
糖尿病や動脈硬化の予防と血行促進に効果があるそうです。
その方は正法寺のことに詳しく、目の前に建っている鮮やかな朱色の塔『京都市指定有形文化財正法寺遍照塔(へんじょうとう)』のことについて教えていただきました。
遍照塔はもともと日露戦争の戦没者慰霊のため、東山の高台寺に明治時代に忠魂堂として建立されたものが、高台寺の場内整理に伴い平成22年遍照塔として移築されたとの事。
その移築に莫大な費用がかかるので寄付を募られ、その方も寄付をされたそうです。寄付された方の名前が書かれている部屋があるとのことで入口を教えて頂きました。その部屋は遍照塔の土台（1階）部分にあり、中は三畳ほどのコンクリートの部屋が造られていました。小さな仏様が数百祀られて一つ一つに番号と名前が書かれてその方のお名前も確かに書かれておりました。
自宅近くにこの様な塔があり、また諸事情により移設された歴史を知ることができた一日でした。
追伸、オーガニック桑茶は購入いたしました。
小田裕司
